一級土木施工管理技士とは

一級土木施工管理技士は、道路・橋・トンネル・ダムなどの
**土木工事の現場をまとめる国家資格(現場監督の最高クラス)**です。
建物ではなく、インフラ系の工事が中心になります。


どんな仕事をする資格?

土木工事が
安全に・正確に・期限内・予算内で完成するように管理します。

主な管理内容

  • 工程管理:工期どおり進んでいるか
  • 品質管理:設計・基準どおりか(強度・寸法など)
  • 安全管理:事故・災害を防ぐ
  • 原価管理:材料費・人件費の管理

👉 現場では「責任者」「現場所長」「監督」と呼ばれる立場


何がすごいの?

① 工事規模の制限がない

  • 国道・高速道路
  • 大きな橋・トンネル
  • 河川改修・ダム工事

など、大規模工事の責任者になれます。

② 監理技術者になれる

  • 元請会社(ゼネコン)が工事を請けるために必須
  • 法律上、現場に置くことが義務づけられる重要な資格

二級との違い

資格できる工事
二級土木施工管理技士中小規模の土木工事
一級土木施工管理技士すべての規模の土木工事

どんな人に向いてる?

  • 外で働くのが苦じゃない
  • チームをまとめるのが好き
  • インフラ・社会貢献に興味がある
  • 将来、安定した技術職に就きたい

試験について(詳しめ)

  • 一次試験(学科)
    • 土木工学、施工管理、法規、安全など
  • 二次試験(実地)
    • 実務経験をもとにした記述問題(施工管理能力が問われる)

実務経験が必須
(学歴によって必要年数が変わる)


将来性・メリット

  • インフラはなくならない → 仕事が安定
  • 資格手当・昇給・転職に強い
  • 公共工事・大手ゼネコンで評価が高い

建築施工管理技士との違い

資格対象
一級土木施工管理技士道路・橋・ダム・河川
一級建築施工管理技士ビル・学校・住宅